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スーパー耐久レース 第3戦 岡山国際サーキットに行って来ました!


  • 8月26日(金)の早朝出発で、「スーパー耐久レース 第3戦」に参加する為に、岡山国際サーキット(岡山県)へ行って来ました。

    前回の第2戦(富士)から、トレーシースポーツさんのお手伝いでは、2度目の参加となる今大会は、前回にも増して足回りのセットアップや、レース中のPIT作業の作戦を考えてサーキット入りしました。

    岡山国際サーキットは、私も走りこんでいる得意なサーキットですので、#41 Cドライバーの藤村選手と一緒に、大阪から岡山への移動中の車内では色々な作戦を練る事が出来ました。

  • チームは前日の25日(木)に先行して『搬入』を行って、テスト走行も済ませていましたので、私は到着後、テスト走行の内容&工場でのセットアップデータを聞いて、フリー走行までに走行準備を行いました。

  • 26日(金)の『フリー走行』は、1時間づつで計3本行われました。

    ここで色々な想定の元で、足回りのセットアップを行いつつ、迅速なドライバーチェンジの練習を続けました。前回も搭乗したドライバーさん達と、今回がS耐初搭乗ながらもS2000に乗りなれたBドラ 藤田選手の意向により、1発のタイム狙いよりも安定してレースラップが刻めるセットアップにしていき、3本目のフリー走行が終了する頃には、ほぼセットアップが完了していました。

    フリー走行終了後は、今回の最初の暖気運転時から、私が気になっていたクラッチフィーリングが悪化していったようで、夜のメンテナンスではクラッチ交換などを行いました。

  • 27日(土)は『公式車検&予選日』です。

    スーパー耐久レースの『公式車検』は、スーパーGTのPIT前での公開車検とは違って、車検場での通常車検ですので、#41は3名のメカニックのみですので、汗だくで車検場まで運んで車検を行いました。

  • 『公式予選』前の「ピットウォーク」です。

    今回、#41に搭乗するドライバーさんは、左からBドラ 藤田竜樹選手&Aドラ 金子昌広選手&Cドラ 藤村政樹選手です。

    この時までは、爽やかな晴天の空模様のように、皆さん満面の笑みを浮かべていれたのですが・・・。

  • その後に行われた『公式予選』では、Aドラ予選が始まる直前には突然の大雨が降り、レインタイヤを装着&雨セットに急遽変更して、不安げな金子選手をコースに送り出しました。

    その後のBドラ予選前には、嘘のように雨も上がり、コース上には多少の雨も残るものの、スリックタイヤに換え&内圧は高め&半分だけ晴れセットに戻し、藤田選手をコースに送り出しました。コースインした1LAP後には、突然の大雨が再度降り始め、雨に翻弄された予選はA&Bドライバー共にクラス4位。その後に行われたCドラ予選も4位で、この日の走行が終了しました。

    A&Bドライバーの合算タイム結果も4位で翌日のグリッドが決定されました。

    ちなみに・・・お隣の#38のBドラ吉田選手は、岡山86チャレンジカップ初代チャンピオンの経験をフルに生かして、まさかの計測1周目のスーパーラップを成功させ、ポールポジションをゲットされていました。

  • 28日(日)は『決勝日』です。

    まずは決勝を前にした「フリー走行」で、最終的なセット確認と、PIT作業順序の確認を行いました。

  • そして、いよいよ3時間の『決勝レース』がスタートしました。

    #41の作戦はAドラ 金子選手で引っ張り→PITで給油のみ&Cドラ 藤村選手へ迅速なチェンジ→PITでちょっと給油&タイヤ4本交換&Bドラ 藤田選手でプッシュという作戦です。

  • 金子選手のスタートダッシュが決まり、1LAP目にはなんとポジションを2位まで上げていきます。その後4LAP目には4位に戻ってしまいますが、終始安定した走りでLAPを刻んでいきます。ライバルチーム達の早々のPIT戦略を尻目に、43LAP目に後ろを相当引き離してのポジション1位でのPIT IN。

    予定通りの給油のみ&藤村選手への交代で、計算上は1位のままPIT OUT出来るハズが・・・あれだけ練習したドライバーチェンジに失敗して、挙句はエンジンリスタートにも戸惑い、コースに戻ってみるとポジションは4位。無線でハッパを掛けられたら頑張るドライバーだと知っている私は迷わず「藤村くん〜PITでの失敗はコースで取り返してや〜♪」とプレッシャーを掛けます。そして、期待通り#38を抜いて、他のチームのPITなどもあって70LAP目に2位でPIT IN。

    ここで作戦変更のほんのちょい給油&リアタイヤのみ2本交換&藤田選手に交代して、マシンをコースに戻します。ここでは練習が生きてPITでのロスがほとんど出ず、3位でPIT OUTに成功しました。

    先行する#62&#60は2回目のPITがまだで、S耐では2回のPITが義務付けられていますので、40秒先行された#60は、この時点で#41の後ろに回る事が容易に計算出来たのですが、#62は71秒先行されています。フロントタイヤが厳しい#41の藤田選手は、それでも果敢にプッシュを続けますが・・・。

    #62に23秒先行され、2位の状態のまま迎えた82LAP目、3コーナーで起きたクラッシュの影響でSC(追い越し禁止のセーフティーカー)が入りました。SCは全クラスのトップを押さえに入りますが、クラス内では23秒の差が無情にもこちらに不利に働き、結果は#62にほぼ1LAPの差を付けられる位置でのSC導入となり、およそ5LAPのSCランの後、レース再開!ですが順位を上げれる位置にはなく、このままのポジションで3時間のレースが終了しました。

  • 前回の第2戦(富士)より、ポジションを1つ上げて2位での表彰台でしたが、我武者羅に頑張ってもぎ取った前回の3位と、優勝出来たレースを失敗で落としてしまった今レースの2位は、リザルトには残らない悔しさを全員に残す結果となりました。

    ただ、この悔しさがある以上、次は同じミスは発生しないと思いますし、3位→2位と来たら・・・あとはネ♪頂点しかないでしょ!

  • レース後の車検では、突然の作戦変更で心配されたガソリンは3ℓのみ残っていました。SCが入らなかったら・・・と恐怖が過ぎりましたが、レースは全てにおいて勝負に勝った者が勝てる!と思いますので、この思い切った作戦に出ました。これはK4-GP(富士)での厳しい燃費レースの経験が生きました!(?)


    同じチームの#38はこちらもPITロスがひびいてクラス4位。SC導入のキッカケとなったクラッシュにあった#339はなんとかクラス8位で完走を果たし、#39はトラブルが出てクラス7位で終了しました。