イベント情報
スーパーGT(タイヤテスト)鈴鹿サーキット→スーパー耐久(第2戦)富士スピードウェイへ
-
21日(木)&22日(金)は、「スーパーGTレース タイヤテスト」に参加する為に、鈴鹿サーキット(三重県)へ行って来ました。
今シーズンの後半戦に向け、より安定した戦闘力アップを目論んだ足回りの改良箇所の確認と、ヨコハマタイヤさんの新作タイヤの確認がメインのテスト内容となります。 -
今回のテストは、#86と#88の2台で参加致しました。
21日の走行開始から、#88はブレーキのトラブルや、リア側のトラクションが安定してかからないトラブルに見舞われ、数回のセット変更の後、今回改良してきたパーツを元に戻すような状態にまで、状況は悪化して行きました。 -
夜のメンテナンスで、ブレーキトラブルの原因は掴めて修理完了したものの、足回りに関しては微妙な状況で迎えた22日のフリー走行開始から、やはりドライバーさんからのコメントは良く有りませんが、色々と話すうちに、去年も#87で一緒にシーズンを戦った井入選手からの、ふとしたコメントから・・・もしかして?という気持ちが起こり確認してみると、やはりフレーム部分にクラックが見つかり、その後の走行を中止して、徹底的に他の箇所の確認を進めました。
結果、今回のテストメニューは全然こなせませんでしたが、レース前でトラブルが出てくれたお陰で、キッチリと対処して、今週末の菅生戦に挑めますのでラッキーだったと前向きに思う事にしました。
#88とはうって変わり、#86は順調にテストメニューをこなし、2日間のテストで常に上位タイムでテストを終了しました。こちらも菅生戦に期待が持てそうです。 -
スーパーGTのタイヤテストが終了して撤収作業までこなした、そのままの足で「スーパー耐久レース 第2戦」を戦う為に、富士スピードウェイ(静岡県)に単身移動しました。
ここで、スーパー耐久レースに4台エントリーの大所帯チーム「トレーシースポーツ」さんのお手伝いをしました。 -
私が到着した22日の夜には、金曜日のフリー走行も終わって、メンテナンスやセットアップの最中でしたので、そのまま着替えて作業に加わりました。
今回、私が担当するのは、こちらの#41 S2000です。 -
23日(土)は『予選日』です。
スーパー耐久レースは、AドライバーとBドライバーの合算タイムで、翌日のグリッドが決定されます。セットアップが決まりきらない#41は、クラス6位からという少し残念なグリッドから、翌日の決勝を迎える事になりました。
写真は、左からBドライバーの吉田広樹選手、Cドライバーの藤村政樹選手、Aドライバーの金子昌広選手と、今回のレースは映画「カーズ2」の公開記念レースという事で配られた、目玉バイザーを付けたS2000です。 -
24日(日)は『決勝日』です。
まずは、決勝を前にしたPITウォークから、「#41 トレーシースポーツ」レースクイーンさん達。
(目線は全く違う方で、しかもナゼ皆さん片足を上げて・・・?) -
そして「カーズ2」公開記念レースという事で、ライトニングマックイーン号も登場していました。残念ながら、その後のレースには不参加でしたが・・・・w
-
スタート進行はグリッドウォークから、決勝のスタートが無事に切られました。
#41はAドラ 金子選手がスタート担当です。スタート後はポジションを7位に落としますが、淡々とLAPを刻みながら、ロングスティント作戦で引っ張ります。他車の先行ピットインなどもあり、56LAP目にはポジション1位の状態でピットイン。ドライバーをCドラ 藤村選手に交代させて、給油のみを済ませてマシンをポジション4位でコースに戻しました。その後は、ポジションを保ったまま、今度は少しショートスティントの78LAP目にピットインして、Bドラ 吉田選手に交代させ、給油&左側2輪のみタイヤ交換を行って、マシンをポジション5位でコースに戻しました。その後、1台を抜いて4位、PITでもう1台を抜いて3位をキープしてレースを終了致しました。 -
見事表彰台に上がった、#41の3人のドライバーさん達の笑顔は輝いていました。
私も、実質は土曜日からの合流で、初めてのチーム&マシンを担当して、なおかつエンジニア不在のチームですので、マシンのセットアップなどをドライバーさん達と煮詰め、PIT作業の作戦を考えたりして、作戦が失敗するかも?という小さな不安を抱えながらのレースでしたので、今の状態では最高の結果と考えていた、3位表彰台は非常に嬉しかったです。 -
同じチームの3クラス #339 NSXはこちらも嬉しい2位表彰台に上がり、#39 IS350と4クラス#38 S2000は残念ながらマシントラブルでリタイヤという結果に終わりました。