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スーパーGTレース 2010 特別戦(富士スピードウェイ)に行って来ました!


  • 10月11日(木)の早朝出発で、「スーパーGTレース 特別戦 FUJI SPRINT CUP」を戦う為に富士スピードウェイ(静岡県)へ行って来ました。

    今回の特別戦は、スプリントカップと銘打たれた名前の通り、通常300q〜400q分の周回数で争われる「スーパーGTレース」とは全く違う、100q(22周)という非常に少ない周回数で競われます。それゆえレース中のPIT INは無く、ドライバーチェンジもタイヤ交換も給油も必要ない、スタートしてしまえばドライバー個々にレースが委ねられるレースとなります。

    『JAF Grand Prix SUPER GT & Formula NIPPON FUJI SPRINT CUP 2010』の大会名の通り、国内のGTレースの最高峰の「スーパーGTレース」と、同じく国内のフォーミュラレースの最高峰の「フォーミュラ・ニッポン」が同時開催され、往年の名ドライバーさん達のレース「レジェンドカップ」や、「ヴィッツカップ」「マイナーツーリングレース」「F4レース」など盛りだくさんな内容の、2010レース界の祭典的な感じのレースウィークでした。

  • 11日(木)のサーキット到着後は、そのまま「搬入作業」に入りました。

    広い富士スピードウェイのPITは搬入作業も比較的に楽ですが、今回はスプリントカップという事で、給油装置の設置も簡素化しました。

  • 今回のレースは同時開催のレースが多く、PITの数が足りないようで2レーンのPITを3台でシェアする形です。よって#87は基本斜め駐車となります。

  • 12日(金)は「予選日」です。

    今回のレースは、GT500クラスとGT300クラスもレースが別々に行われ、ドライバーごとにもレースが別々に行われます。ですので、13日(土)に第1レースが行われ、14日(日)第2レースが行われました。

    まずは、第1レースの予選が行われ、#87は坂本選手がアタックして9位、#86は関口選手がアタックして13位、#88は余郷選手がアタックして17位という結果に終わり、明日のレースのグリッドが決まりました。

    その後、第2レースの予選が行われ、#88は黒澤選手がアタックして17位、#87は井入選手がアタックして18位、#86は山西選手がアタックして21位という結果に終わり、明後日のレースのグリッドが決まりました。

    #86は足回り&ボディに破損があり、この日の朝からまともな走行は出来ない状態でしたので、夜のうちに破損部分の修復がされ、翌日のレースでジャンプアップを目論見ます。

  • 13日(土)は「オールグリッドウォーク」から。

    通常のGTレースよりレース数の多い今大会は、個々のレース前のグリッドウォークが出来ないという事で、全ての参加レースエントラントによる合同のグリッドウォークが行われました。

    普段はレースクイーンさんが持つグリッドボードも、なぜか今回はメカニックの役目。私が小1時間ほどグリッドボーイを致しました(汗)

  • 私がグリッドボーイをこなしている間に、坂本選手はレースクイーンさん集合〜♪ってな感じでニヤケ顔で写真撮影に興じていましたw

  • そしていよいよ「第1レース決勝」が行われました。

    レースは、スタート直後に#86関口選手が#3トミカZに接触、その衝撃で#3が#87の右リアタイヤに接触して足回りにダメージを受けます。#86はその後、#88にも接触して走行を続けますが、接触の際にラジエターが破損して、残念ながらわずか3周でリタイヤとなりました。

    #87坂本選手は、アライメントが変化してしまい、通常の走行が難しい状態でも諦めずに頑張り、ポジションを順に上げて行き、最後は6位で今年のベストリザルトを残しました。#88余郷選手も11位でレースを終了致しました。

    #86はラジエター破損の状態で走行を続けてしまい、翌日の第2レースまでのエンジン交換作業を余儀なくされました。

  • 14日(日)は「スタートセレモニー」から。

    自衛隊員さんの先導の元、全レースエントラントのドライバー&レースクイーン&メカニックまでが総出でパレードに参加致しました。

  • 私のカメラを発見したものですから、観客席の逆側に手を振る#87の面々・・・wこの後はちゃんと観客席の方を向いていましたよ。

    そして、この後は整列して大会委員長さんらのお話や、選手宣誓などを行い、自衛隊の戦闘機まで飛び出してレースを盛り上げてくれました。

  • そして「第2レース決勝」が行われ、#87井入選手は事前の申告通り、スタートを見事に成功させ17位から一気にポジションを10位にまで上げる事に成功します。その後、少し欲をかいたセッティングによりコーナリングスピードが伸びずに11位でレースが終了致しました。

    #86は前日のエンジン交換のハンディと戦いながらも14位、#88はレース中盤の後方からの接触によるアライメント変化に悩まされながらも16位でレースを終了致しました。

  • 2010の「スーパーGTレース」を一緒に戦った『チームJLOCの仲間達』です。

    3台体制の大所帯の中で、みんなで色々悩み、苦労しながらも1年戦い切り、このメンバーの中から「ルマン24時間耐久レース」や「アジアンルマンレース」などの海外戦にも参加させて貰い、私自身、非常に勉強になりましたし、非常に色々な経験を積む事が出来ました。

    去年も同じ事を言いましたが、この業界は入れ替わりも激しく、来年は全く同じメンバーでレースをする事はまずないので、一戦一戦&一瞬一瞬を後悔が無い様に頑張って来ました。それでも、やはり「あの時こうしたら」という後悔が出ないレースは有りませんでしたが、蓄積した経験を今後も増やして生かして行きたいという思いは変わり有りません。この非常に有意義な時間&チャンスを頂いた則武オーナーに感謝をすると共に、来年もこの素晴らしい「チームJLOC」で仕事が出来るように頑張っていくつもりです。

    (この写真撮影の際、#86の山西選手は第2レースのスタート前という事で、瞑想タイムの為に?不参加ですw)

  • そして男5人で写るにはバックがメルヘンですがwチーム#87のメカニックの集合写真です。

    このメンバーで幾度と無くサーキットで日をまたぎ、カップ麺のみの夜を過ごしながらも、レースの少しでも良い結果を求めて頑張って来ました。睡眠不足が続いても明るく&楽しく過ごせたこのチームにも感謝です!!